
今年の全仏もナダルが強かった。
前哨戦でナダルに勝ち、準決勝でジョコビッチを倒してきたティームが、王者をどれだけ追い込めるか楽しみにしていたが、3rdセット以降はチャンスが無かった。
ナダルのプレイは、数年前のように全球鬼気迫るという感じではなく、 守る、攻める、カウンターを打つなど、押すところ引くところの判断がハッキリしていた。それでいて大事なポイントは決して譲らない、そういう巨大な鋼鉄のような意思を終始見せつけた。
クレーの5セットマッチで、未来永劫これほどの強さを見せる選手は出てこないのでは。
そう思わせるほどの、ナダルのレジェンドっぷりが発揮された全仏でした。