試合で勝つ/負けるということについて、よく考える

試合に出たら勝つことも負けることもあるのは当然なんだけど、ではその結果がどのように影響するのか?について以前はあまり考えたことがなかった。

プロの選手だったら、試合の結果は賞金とかニュースとか名声とか、そういうものが勝手につきまとうから、考えずともわかりやすい。

でも僕らのような週末プレイヤーが出場した試合の結果というのは、自分にとっていったいどんな影響があるんだろう。

例えば草トーに出て、初戦で1ゲームも取れずに6-0で敗北したとしたら。

しかも、自分のサーブは全部ダブルフォルト、自分が触るボールは全ポイントがネット、という最悪の結果だったら?

対戦相手や観戦してる人は嘲笑するかもしれない。ダブルスだったらパートナーは怒り呆れるかもしれない。自分は落胆のあまり数日は落ち込んでラケットも見たくなくなるかもしれない。

でも、対戦相手や観戦者は、日頃顔を合わせる人じゃないからいつまでも気にすることはない。パートナーは気心知れてるからすぐに気を取り直すだろう。自分は落胆してもたぶんテニス辞めるってことはなく、またすぐに楽しくテニスし始めるだろう。

ということで、このような思いつく限りの最悪の負け方をしたとしても、その影響は持続するものじゃなさそうだ。たいていが、その場限りで終わりのことなんだろう。最悪の負け方なんていっても、記録も記憶もほとんど残らなさそう。

では逆に、ミスひとつなく、最高の勝ち方をしたら?

それでも負けたときと同様、大した影響はない。称賛されたとしても長く持続しないし、やはり、その場限りのことなんだと思う。

だからアマチュアの僕にとって、どんなプレイをしたって終わってしまった試合の結果というのは、まったく問題じゃないことに気づいた。試合に出るからには勝ちたい、負けたくない、って思うのは普通だけど、結果は二の次だった。そのことをしっかり理解してこそ、試合に出てる間をめいっぱい楽しめばいいだけだということが深く分かってよかった。

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