好調の落とし穴

今日のゲーム練習ではサーブが好調で何の不安も無かった。しかしプレイを振り返ると、どのように打球してたか覚えていない。

覚えていないくらい自然に身体を動かすことができ、結果も出ているから良いのでは?、というのは優秀な人の考えで、僕の場合は不備になる。 好調が続くことで、不調のときに試行錯誤した各種対策を忘却してしまうからだ。好調をいつでも再現するためには、好調と不調の差分を把握し自分の制御下に置かないといけない。なんて面倒くさいんだ。

ただしゲームでポイントを取ることに集中すると、身体の内側に意識が行きづらくなる。これは当然なことなので、少なくともプレイの序盤の入り方を明確に意識するのが良いかも。「ルーチン」+身体との対話みたいな感じ。

いつの日か自分の身体の動かし方に習熟し、個別パーツのことを考えずとも好不調の波が極小になったらいいな。

ラケットヘッドを丁寧に落とす

梅雨の合間の晴天にテニスオフ関係の仲間と4時間ダブルス三昧した。風が強い中、不安のサービスは当初ミスが続いてしまい難儀したが、途中からなんとか安定させることができた。

安定したスイングは、トロフィーポーズから胸を開き、その後ヘッドをゆっくりと落とすというもの。これら一連の動きを極力丁寧にやると、ボールに安定的に当てることができ、コントロールが良くなった。

調子が良いときは当然このようなスイングをしていたのだが、好調が続くといちいち意識しなくなる。その後何かの拍子に調子が悪くなると、好調時の動かし方を思い出せなくなってるのだ。

それにしても一度覚えた身体の動きができなくなるというのはどういう現象なんだろう。身体も水物で日々変わってるから、「忘れる」という前提が必要なのか。
その前提ならば、各ショットについて、それぞれ重要なポイントを意識しながら素振りや練習で定期的に復習しないといけなさそう。無意識にボールを打てるってことも必要だけど、それでは片手落ちで、意識的にスイング軌道を作れることも大事。

ブログを読み返してイメージすれば、身体を動かさなくても例えば電車の中とかで出来そうかな。

少しの差が大きな違い

週末に団体戦に参加させてもらった。練習試合とわかっていても、いつもより緊張してしまった。特に不調だったのがサーブ。ここのところサーブが好調だったのが嘘のようにダブルフォルトを連発してしまった。

凹んで家に帰り原因を考えたところ、思い当たるのはトロフィーポーズが縮こまってたこと。上体の角度に比べて肘の引きが甘いので、打点に対してラケットの加速がしづらい。当たりは当然悪くなるのでその違和感の修正のため途中から肘先で無理やり飛ばそうとする。そうするとスイートスポットを外しやすく、ボールの行き先は余計におかしくなってしまう。

調子が良いときは、左右の肩のラインの延長上に肘がある。「胸を開く」という感覚。その形が作れれば上体の少しのひねりもどしから肩がしっかり動かせて肘先はほとんど使わなくてもラケットが加速できる。おそらくほんの数センチの差だと思うのだが、ビビリのせいで細かいところに意識が行きすぎて結果を大きく違えてしまう。

肩のライン上に肘があるように意識しながら素振りと練習を繰り返そう。あと調子が良いのにかまけず大事なところを定期的にチェックしないと。

メッキモール磨き

腐食した愛車のメッキモールを磨いたら綺麗になった。普通のコンパウンドを使ったら長時間作業してもぜんぜんダメだったのが、「メタルコンパウンド」だと5分で効果が出た。素材ひとつ変えるだけで費用対効果が抜群だ。

テニスもアイテムひとつで見違えるようになったらなと思ったけど、そしたら自分で考えたり工夫しなくなるから飽きるな。

いつまでも上手くならないからいつまでも遊べるのか。

強風の中のテニス

先日風が強い中でゲームをしたとき、とにかく全てのプレーが不調で、ミスだらけだった。

ミスの原因は打点が崩れてしまってたこと。強風のときは足を細かく動かして打点に入らないといけないが、初めての対戦相手のゲームで気が焦って早く打ちに行ってしまってた。

強風を想定した練習はどうすれば良いだろう。

ひとつ思ったのは、あえて打点を変えて打つこと。様々なボールに対して意図的に打点を前後に変えて打てるということは、打点を調整できると言えるだろう。これなら無風のときでも練習可能だ。

いずれにしても風を克服するためには、テイクバックを早くしてもっと足を使って打てるようになるべし。

しかし、ふと振り返ると、毎日のように課題課題と言っていて、いつになったらお気楽ご気楽テニスができるんだろう?

まあ自分に課題がいくらでも見つかるというのは、それだけ強い相手と練習させてもらってるということで、有難いってことだな。

片手バックハンドのスイング軌道

片手バックハンドが不調になる原因のひとつに、スイング軌道の勘違いがあった。

右肩の上あたりに↑の時計の図を置いたとして(打球方向は12時方向)、不調時は、この時計で6時から12時方向に 直線的にスイングするイメージで振っていた。ボールがうまく飛ばせないな?と思えば思うほど、ラケットを前に前に加速させようとしていた。

正しいスイング軌道は、4時あたりにテイクバックして、そこから9時方向に加速すること。打点を10時の位置だとすると、左方向にラケットを放り出す感じ。

このスイング軌道を意識して練習してみたら、実に軽やかにボールを飛ばすことができた。また、これまで身体が開く癖に悩んでいたが、この軌道だと開かない。身体を開く必要が無いからだ。

ただしこの軌道で振るためには、素早く4時の辺りにテイクバックしないといけない。テイクバックが遅かったり浅かったりすると、加速できないのをなんとかしようとするから身体を回し始めてしまう。

実際には止まらないけど、打点でラケットを止めるような意識で振ると良さそう。

バックハンドも甘いボールをしっかりと叩けるようにしたい。

全仏2019 ナダル連覇

今年の全仏もナダルが強かった。

前哨戦でナダルに勝ち、準決勝でジョコビッチを倒してきたティームが、王者をどれだけ追い込めるか楽しみにしていたが、3rdセット以降はチャンスが無かった。

ナダルのプレイは、数年前のように全球鬼気迫るという感じではなく、 守る、攻める、カウンターを打つなど、押すところ引くところの判断がハッキリしていた。それでいて大事なポイントは決して譲らない、そういう巨大な鋼鉄のような意思を終始見せつけた。

クレーの5セットマッチで、未来永劫これほどの強さを見せる選手は出てこないのでは。

そう思わせるほどの、ナダルのレジェンドっぷりが発揮された全仏でした。

鈴木貴男選手の片手バックハンドリターン

ストロークではなくリターンだが、Youtubeで見つけた鈴木貴男選手の片手バックハンドがとても良かったので、↑の画像で一部引用させてもらった。
(動画はこちら↓)

準備が早く、左足の股関節にしっかり溜めを作ってから、身体を開かずにコンパクトに打てている。打点は 肩くらいの 高めだが、バランスが非常に良い。

相手の打球の予測が素早く正確にできてないと、同じタイミングで準備することはできないので、実践は結構難しいと思うが、まずは同じ素振りができるくらいに何度も観てイメトレさせてもらおう。

片手バックハンドの肘

豪徳寺の招き猫

友人につきあってもらい、2時間バックハンドばかり練習した。

課題は山ほどあるが、今回一番気をつけたのが肘を伸ばすこと。

肘が少しでも曲がってると、コントロールが顕著に悪化する。おそらく肘が曲がってると肘から先で回外してしまうからだと思う。

肘がしっかり伸びていると、ゆっくりとした外旋が使えてヘッドの動きが安定する感じ。それに加えて、肘が伸びてる場合、脱力しすぎの防止にもつながっている。

最後にラリーを続けたところ、そこそこ強めに打ててスピンもそれなりで、まあマシになった。

しかしこれ以外にもバックハンドで直したいところがいくつもある。

  • テイクバックが浅い
  • 身体が開きすぎる
  • 振り始めが遅い
  • 左股関節に乗れてない
  • ヘッドがグラグラする(※脱力しすぎに注意)
  • 打点へ入るフットワークが遅い

イメトレや素振りも交えながら順番に直していこう。