マイナス思考上等

最近またサーブが不調だった。いつものことだが、しばらく調子が良い時期が続いた後に不調が訪れる。調子がいいと何も考えなくとも良いサーブが打てるけど、ふと振り返ると自分がどのように身体を動かして打球してるかわからなくなってしまう。

これはマイナス思考の要因が大きい。「サーブが入らなかったらどうしよう」という不安が先立ち、身体の動作を脳が支配しようとする。すると途端に身体のパーツがバラバラの動作をし始めてしまう。これまで十分な練習を積んできて、身体が望むところに打ってくれるハズなのに・・・。

改善方法としては以前にも書いたが、可動部分を制限してゆっくり丁寧にヘッドを下げること。昨日のテニスではこれを思い出してからは安定を取り戻せた。
というわけでとりあえずラケットに改善方法のメモを貼ることにした。これまでも何度もメモを作っては自宅の壁に貼ったりスマホに入れたりしたのだが、調子がいいと見なくなってしまう。ラケットに貼っとけば忘れてもいつでも見れるから良いかな。

このようなマイナス思考を避けるメンタルトレーニングを積む方法もあるのだが、最近思うには自分は結構マイナス思考が好きなのだ。未来を予測したり、自分の欠点に目が行くということは、改善点を見つけやすいということでもある。

とはいえプレイ中に自省の念が沸くのは好ましくないので、やっぱりメンタルトレーニングも必要か。
課題が増えるばっかりだな。

角度を変える

先日テニスオフでお会いした方のプレイがとても印象的だった。

通常は相手が打ってきたボールをそのまま相手に返球しがちなのだが、その人は常に角度を変えて打っていた。ストロークでもボレーでも、とにかく同じ方向に返さないのだ。

実際に相手をしてみると、どこに打つかわからないので対応が一瞬遅れてしまう。決して打球が速いワケではないし、そこまで際どいコースには打たないのだが、 予測が難しいから叩かれにくいプレイスタイルだと思う。

もちろん、返球方向を変えることができる方が良いのは以前からわかってることだけど、いざやろうとすると難易度が高い。ラリーやボレスト、ボレーボレーなど、練習の際はだいたい相手に返すので、角度をつけることが少なく、お行儀のよい球筋になってしまってる。
球出し練習で思い切って角度をつけるか、ラリーでも相手を動かすように意識して打っていくしかないか。

筋力に頼らないプレイとしては効果的なので、ぜひともできるようになりたいと思う。
色々な特長を持っている方と対戦できるのは勉強になる。