2ndサーブ、ガシャるのは?

以前撮影した試合の動画を見ていたら、2ndサーブでフレームに当たりダブルフォルトしているシーンがあった。ボールは無残にも隣のコートまで飛んで行ってしまってる。
目を覆うようなシーンだけど、原因を探るべく、その場面を動画編集ソフトで切り取り、スロー再生して何度も観てみた。
パっと見は普通に打ってるようだけど、よく見れば明らかなガシャりの理由があることに気づいた。

2ndサーブでは「回転量を増やそう」と思って振っている。つまり「薄く」当てようとしているのだが、その動画の打ち方ではラケットをフレーム側に横移動させようとしていた。その打ち方だとフェイスがボールに向かうのではなく、フレームが向かっていくので、当然のごとくガシャりやすい。
打点よりももっと前から回内を使ってラケットフェイスを打球方向に向け、ラケットを回転の方向に抜くようにスイングすべきだ。

この何か月か、サーブの練習で回内だけでボールを飛ばせるようにしてきたので、今はここまでガシャることが無くなったが、緊張して回転ばかり意識するとこの癖が出る。
これがイップスなのか?と悩んでたこともあったが、そんな深刻なハナシではない。自分のイメージが間違えてることが原因だ。単に技術の問題だったとハッキリいえる。
でもイメージの誤りに気付くのは容易でない。やはり時々は自分のフォームを客観的に見る必要があり、動画撮影は大事だと再認識した。

片手バックハンドも脱・脱力

これまでバックハンドを強打しようとすると、スイートスポットを外すことが多かった。そのためラケットの引きが甘くなり、撫でるようなスイングになりがちだった。

ふと思いついて、今日の練習で手首を思いっきり固めてスイングしたところ、ガシャることが少なくなり、その結果自信をもって振れることがわかった。
これまでのバックハンドのスイングは、やはり飛ばそう飛ばそうとして腕全体を脱力させてしまっていたように思う。特に手首の脱力ではヘッドが落ちすぎる。落ちすぎたヘッドを持ち上げるために、肘が曲げて引っ張るようなスイングになり、さらにその影響で前腕で回旋しようとする悪循環が出ていた。

速くスイングするために手首を固める、というのはどうも逆説的でやりづらかったのだが、効果は大きいので素振りから意識していきたい。

全米オープン2020

コロナ禍でウィンブルドンと全仏が延期となり、久しぶりのグランドスラム。
女子は大坂なおみちゃんが全米2勝目。
日替わりマスクで黒人人権を訴えながらの優勝は見事でした。
自粛中にかなりハードなトレーニングを行ったとのことで、以前よりも格段にフットワークが良くなっていたし、メンタルも格段に向上した。
女子はなかなか長期政権とはいかないのだが、しばらくはなおみちゃんの天下が続くかもしれない。

男子はティームがなんとか最後まで踏みとどまってグランドスラム初優勝。
サーシャは2セット先取した後に固くなったのか、取り切れなかった。
全仏ではナダル・ジョコビッチとの対戦も期待したい。

テンション変更

これまでストリングのテンションをかなり低めの40ポンド程度で張っていたのだが、暑いし試しに55ポンドにしてみた。
最初は感触がぜんぜん異なり、なかなかネットも越えられないくらいだったが、数分経ってストロークが見違えるほどよくなってきた。
なんというか、ボールをかなり強めに叩いても「入る」とイメージできるようになったのだ。

これは想像だけど、「振らないと飛ばない」ことが身体でわかって、全身をしっかり使うようになったからではないか。
特にサーブはフォルトする恐怖感が無くなり、自信を持てるようになった。
テンションひとつでここまでプレイが変わるものかと驚いている。
テンションを低くした方が楽に飛ばせてコントロールも良い、と思い込んでたのだが、自分にはもっとスイングスピードが必要だったのかも。

道具に関してもいろいろと試行錯誤すると新しい発見があって面白い。
気温が下がったらまた変えてみよう。

最小限のサーブの要素

サーブに関しては結構考えて練習してるのに、まだまだ不調に陥ることがある。
いったい何が足りないんだのだろう。
どうしたらより安定を得られるのだろうか。
いろいろ考えた挙句、これまで考えてきたことは枝葉で、もっとベーシックなサーブの打ち方に還らないといけないんじゃないかと思った。すなわち、「最小限のサーブの要素」というものを知る必要がある。

サーブに関わらず、テニスでボールを飛ばす重要なポイントといえば、やはりインパクトの瞬間だろう。
では、インパクトの直前までのラケットの動きはどこから生まれるのか?

僕は、サーブに関して最小限の要素は「回内」だと結論づけた。
これまで回内は使ってるツモリでも優先度があまり高くなかった。緊張して不安になると、下半身とか上体とか肩とか、とにかく大きな関節の使い方ばかり気になって、前腕の動きは視野に入ってなかったのだ。
でもいくら他の部分をうまく動かしたとしても、インパクトの瞬間の前腕の動きがおかしいと、結局打球が乱れてしまうのではなかろうか。

というわけでここのところ壁打ちで回内ばかり練習してみた。そのほかの部位をあまり動かさなくても、回内だけでボールをきっちり飛ばせるように何度も繰り返した。
その後、仲間内でゲーム練習したところ、驚くほど効果が出た。予想を遥かに超えてサーブに安定感が得られるようになった。
これまでサーブに悩み続けてきた僕にとっては、感動するレベルだ。

インパクトの瞬間、少しの回内だけでボールを枠に飛ばすことができる。そのことを十分理解すれば、サーブは格段に簡単になるのでは。
引き続きトレーニングと実戦での検証を続けたいと思う。

ボールに反応する

役所から風疹検査の案内が来てたので、無料で受診させてもらったところ、予想外に既に抗体があるとの結果が出て、ワクチン接種が不要となった。
自覚が全く無いのだが、いつのまに罹ったのだろうか。
新型コロナウィルスも自然と抗体ができてたらいいんだけどな。

ここのところ初対面の方とテニスする機会が多い。
先日お手合わせいただいた方々は非常にレベルが高く、ボールのスピードに全くついていくことができなかった。
それでも勝敗だけ見れば3勝5敗だったので、一応ゲームになってたというところ。

振り返れば、全般的にボールのスピードは速かったが、相手のミスで終わるポイントもかなり多かった。自分としては、なんとかつなげなくてはという意識のせいか、ミスは抑えられていた。
相手がハードヒットするタイプだと、つい気後れしてしまうのだが、トータルで見ればやはりミスを少なくすることの方が大事だと思う。

とはいえ、やっぱり速いボールに対しても慌てず余裕をもって対処できるようにしたい。それには常にボールを見てもっと素早くボールに反応できるようにならなくては。

強風に対応する方法

今日は晴天の下、テニスオフの方々と4時間ゲーム三昧。
日差しは真夏だけど、湿度が低く気持ちが良かった。
しかし風が猛烈に強く、インだと思ったボールが1m以上もアウトしたりと、対応に苦労した。特に後半になるにつれて、ミスが増えてしまった。

後で反省したのが、疲れていてもバウンドを良く見ないといけないということ。
バウンドに集中すれば、よりストロークの打点の予測精度が上がる。
打点の予測精度が上がれば、脚をドタバタ動かさなくても最短距離でボールに近づける。風が強い日は効果が顕著なハズ。

次の練習のときには「バウンド→ヒット」と唱えながら打球してみよう。
やることが多くて 多くて、嬉しい悲鳴だ。

自粛解除

緊急事態宣言解除ということで、今日は久しぶりに民営コートでテニスをやった。前回からおよそ1ヶ月ぶり。随分やってないと気がしたけど、大して休んでなかったのね。
風も強かったし、最初は目がついていかずメロメロだった。でも5,6ゲームやったら急に調子が上がった。自分のサーブをうまくキープできると波に乗れる感じ。サーブはまあまあ安定してたので自粛中の陰練の成果が出たっぽい。やはりサーブ・レシーブは大事だな。

というわけで天気にも恵まれて、久しぶりのテニスはとても楽しかった。
今後どうなるかわからんけど、今またテニスできることに感謝しよう。
それから改めて、もっともっとうまくなりたいと思った。

ラケットヘッドの重みを感じる

サーブの壁打ちでまたひとつ気づいたことがある。
それは「ラケットヘッドの重みを感じる」ということ。

サーブが不調のときは、上体と腕の動きがバラバラになり、ラケットだけボールに合わせようとしておかしくなることが多い。正しくは、トロフィーポーズから打球に行く際に、グリップが先行してヘッドがついてくるようにすること。そうすればスイングは小さくても、打球がしっかりする。
この動きのときに、人差し指と親指の間のVの部分でラケットヘッドの重みが得られれば、力まずに良い形で振れている実感があった。
ただし大事なのはラケットヘッドを落とすのではなく、グリップを上げる意識を持つということ。
↓イメージはこんな感じ

以前から時々、サーブを打つ瞬間に「グリップはどうなってるんだっけ??」と急に不安になるときがあったが、正解はこれでいいんじゃないかな。
完全に脱力していても、ヘッドの重みさえ得られていれば良い形といえそう。
しばらくは「おもみおもみ」と唱えながら練習してみよう。

竹とんぼを後方に飛ばす

この季節になるとカルガモが近所の川で子育てをする。
ふわふわした子ガモを眺めてるだけで、つい顔がにやけてしまっている。
カルガモのお父さんは子育てしないのか、手すりに乗って日向ぼっこしてるところで目が合ったので撮影させてもらった。いやオスなのかわからないけどね。

コートでのテニスはまだ自粛中だが、サーブの素振りや壁打ちをやっていて、ひとつ気づいたことがあった。
それは調子が良いときのサーブは、上体が先に回転してるということ。上体が回転すればその動きによってひっぱられた肘が打球方向に上がっていく。そうすれば打点は勝手に高くなるし、同時に前腕やラケットも自然と加速するので楽に打てるのだ。

これが不調のときは、上体があまり回転しないのに球に当てようとする意識ばかり先行して肘やラケットだけが向かってしまう。その結果打点は低いままだしラケットの加速も不安定だ。打点付近では無理やり前腕で打とうとし、ボールが飛ばないし当てずらい。まさに手打ちというやつか。

調子が良いときの具体的なイメージとしては、竹とんぼを寝かせて回す感じ。
上体を竹とんぼの「軸」、両腕の肘から肘を竹とんぼの「羽」だとして、トロフィーポーズの後に軸を垂直に回すのではなく、やや水平方向でコート左側に傾けて回すようにすると、羽(両腕)は縦に回転することになる。すなわちトスした左肘が下がると同時に右肘が上がって自然に打点に向かっていく。

壁打ちでは、このイメージを思い出して打つと腕の余計な動きも少なくなり、最後の回内もスムースになって、当たりがとても良くなった。
ただし回しすぎはいけない。回り始めてすぐ左腕で回転を抑える。

いつもながら文字で書くのは面倒だけど、頭も身体も忘れちゃうからな。
記録は大事。
コートで実践するのが楽しみだ。