トロフィーポーズ後のラケットヘッドの動き

今日サーブの練習をしていて、今さらながら、ラケットヘッドの動きが正しく理解できてないことに気づいた。

腕とか手首とか、身体の個々のパーツの動かし方ばかり気にしていて、正しい軌道がわかってなかったようだ。

もちろん、プロのスロー動画とか連続写真とかで、サーブのフォームとラケットヘッドの動きは嫌というほど見てる。でも、自分の身体の感覚として理解できていなかった。

今日感じたのは、サーブでボールをヒットする直前に、ヘッドがここにあれば打ちやすいという位置があるということ。だから、球種に応じて、その位置にあらかじめ正確にヘッドを用意してからフォワードスイングに入れば、常に打ちやすさが得られるハズ。

これが、サーブではなく、ストロークやボレーだと、フォワードスイングから打点までのヘッドの位置は、しっかり把握できている。

でもサーブは、トロフィーポーズから脱力してヘッドをグルンと、なんとなく背後に無意識に回していたので、その瞬間の動きがおざなりになっていたのだ。

先日から、可動部分を制限するとか、ゆっくり動かすとかいろいろ試してきて、ようやくここにたどり着けた感じ。

「脱力」という言葉はテニスプレイヤーにとって、つくづく罪な方法論だと思う・・・脱力の間違った使い方によって、実にたくさんの人が翻弄されているのではなかろうか。

というわけで、トロフィーポーズ後の動きを正確に身体に染み込ませることで、サーブの安定性を飛躍的に向上させることができそう。練習するのが楽しみだ。

2019年初打ち

インドアコートで初打ちをした。

年末年始の酒浸りのせいで動きは悪かったが、課題のサーブは好調。

特にスピンサーブが跳ねていて、相手のバックに入るとサービスポイントが取れることが多かった。

その中で2本ほど、とても良い感触の当たりがあり、そのときのサーブはエッグボールのようなスピードとスピン量を備えた、自分にとって理想的なサーブだった。

前に向かって打つというより、上に厚くという感じだったかと思う。

インドアなのでトスや打点が安定した要因もあるだろうけど、このサーブが常に打てるようになりたい。

というわけで、今年も健康的にテニスができて、願わくば昨年より少しだけ上達が望めることを祈念します。

 

Under control

12月なのに暖かい。晴れた昼間のテニスは実に気持ちが良くて、プレイ内容まで伸び伸びしてくる気がする。

 

今日は、先日書いた「可動部分を制限する」という練習をやってみた。

肘から先を固定するようにして、サーブをゆっくり振る。

結果としては、やはりコントロールは良くなった。1球目に打ったボールがやや高いと思ったら、2球目は少し低めに、といった調整が楽にできる。

ラケットヘッドの動きはゆっくりになるから威力や回転量は落ちたが、この打ち方の方が発展性があると確信した。

数年前の僕のフォームは、今日の練習でやったように、可動部分を少なくしていたと思う。そしてその頃の方が安定していた。威力を上げようと腕をブラブラにしてから、不調の時期が増えるようになったのではなかろうか・・・

やはり脱力という言葉に惑わされすぎだったのでは。

面やスイング方向を自分のコントロール下に置くには、ある程度しっかり持ってゆっくり振る方が良い。その方が、何をやっているのかわかりやすい。

サーブに限らず、ストロークやボレーでも同じだ。

ゆっくりでも正しいフォームで振り打点を合わせれば、打点でのスイングスピードも維持できるハズ。

打球方向・球速・回転量のいずれも、自分が思った通りの再現ができるフォームを獲得したい。

可動範囲を制限する

今日は昼間から蕎麦屋で飲んだくれた。

あんなに日本酒に合う旨いアテを作れるんだから、蕎麦屋の主人もかなりの左党なんだろうな。

昨日は久しぶりにナイターテニスをやった。

家を出たところでは寒い寒いと思ったけど、テニスで動くとまだ薄着で大丈夫。

課題の2ndサービスを練習をしていたら、仲間に「すごい音させてるな」と言われた。

シュッっていう薄い当たりで、確かに回転数は増えたが、どうにも肝心のコントロールが定まらない。

原因はわかっていて、可動部分が多すぎるのだ。

腕がブラブラだから、ラケットヘッドが良く走って回転数も上がってるんだろうけど、狙ったコースに行かなければ意味がない。

特に肘から先をあまり動かさずに、当たる直前で加速させたい。

なかなか癖が直らないけど、少しずつやっていこう。

手のひらと打点との位置関係を正しく認識する

この数日、自分のテニス動画と、プロ動画とを比較してみている。

その中で気づいたのが、僕は手のひらが通る位置を正しく認識していないのでは?ということ。

たとえば上の写真にあるフェデラーのスピンサーブ。

腕は垂直に近く、それに対して打点は頭の上になっている。

この写真からラケットを消して、腕と打点との垂直・水平方向の距離を表したのが下の画像。

正しいスピンサーブの打点を作り出すためには、赤い線で示した縦・横の距離を開けた場所に、正しく手のひらを通さないといけない。どうやら僕はこの位置関係を、結構あいまいに認識していたっぽい。ボールの真下あたりを通すべきと勘違いしてた。

こんなの初心者すぎる誤りだと思うんだけど、でも僕にとってはこの認識を正しく持つのは難しく、自然にできることではない。

子供の頃から、野球やバドミントンのような道具を使うスポーツをやってる人にとっては当たり前でも、僕はやってこなかった。ドッジボールとかバレーボールのような感覚で、手もしくは手を少し伸ばした位置にボール(打点)をイメージしてしまっていたのだと思う。

というわけで、位置関係を正しくイメージしながら数日間ゆっくり素振りを繰り返してみたところ、週末のダブルスではかなり良好な感触を得られた。

サーブに限らず、ストロークやボレー等でも、色々な打点・色々な体勢での手のひらの通過位置を再確認してみようと思う。実際にボールを打たなくてもできるから、これはいい練習になりそう。

今までなんとなく不調になっていたケースも、ズレを無くしていくことで改善できるのではと、期待を持っている。

スピンサーブの回転不足

サーブを録画してスローで見てみたら、改善点がいくつも見つかった。

ひとつはラケットが早めに開いてしまうということ。打点の直前ではなく、もっと前からラケット面がボールに向いている。恐らく昔からの癖で、ラケットを羽子板のように使おうとしてしまってる。

もう少し面を閉じた状態から当てに行かないと、回内が安定しなさそう。

 

もうひとつ気になったのは、打点でラケットが立ちすぎてること。

スピンサーブは、時計でいうと8時から2時方向にスイングする。そのときラケットは、時計の5時-11時の角度にするのが一番回転がかかりやすいハズ(縦糸が回転方向に対して垂直になるので)。

ラケットの角度が足りなければ、当然ながら縦糸のたわみが少なくなり、それが回転不足になってると思われる。

 

ということで、主に上記2点を改善すれば、より回転量を出したスピンサーブが使えるようになるハズ。

 

あと、これは感覚的なものだが、トロフィーポーズでラケットが顔の前にあった方がコントロールが良かった。つまり上腕の開きは抑え気味にするということ。かつ、胸を開くと、コントロールに加え威力も出しやすくなった。

いろいろ直すところがあるけど、ひとつひとつやっていこう。

サーブの安定的な回転量

サーブの安定についてまだまだ試行錯誤している。

意図した回転量が出せるようにしたい。

  • 手首固定
  • ヘッドを遅らせる
  • スイートスポットを外さない

これらの対策でコースの安定は得られた。

加えて、回転量を多めに出すことができれば、最高に緊張する場面でもしっかり振れる気がしている。

今のところうまくいきそうなのが、「鋭く・短く」という振り方で、ゆっくり振り出すけど打点でしっかり加速するというもの。

それには、ラケットのスイートスポットあたりでボールを転がす意識が良さそう。ボール3つ分くらいの幅かな。まあ実際には転がるワケじゃないけどイメージとして。

振り出しから一気に、ではなく、近づいてから短い距離で、ラケットがボールを追い越す動きになるのが良いと思ってる。

 

ところで先日神楽坂で、蕎麦粉のガレットというものを、人生で初めていただいた。

焼いた風味や食感が実に良く、蕎麦好きの僕としては、こういう蕎麦の食べ方があるのかと感動した。

蕎麦といえばなんとなく日本独自と思ってしまってたけど、海外でも一般的なのね。

しっかりと遅らせる

昨日は3人で2時間シングルスをやった。

前回書いた通り、手首の角度とグリップ先行で、サーブは一球目から安定したコースに打つことができた。意識としては、もっとシンプルに「思い切って遅らせる」という思考で良いみたい。

友人からもサーブが調子いいと疎まれた(=褒められた)し、ここのところサーブで悶々と悩んでいたことを考えると、だいぶマシになってよかった。

ただしスピン量はさらに増やしたい。デュースコートでのスライスや、アドコートでのキックで、もっと相手をコート外に追い出せるハズ。

それには、ラケットをたくさん振るというよりも、今の打ち方で「短く・鋭く」の振ることで改善できそうな気がしてる。次の練習で試してみよう。

回内の量を安定させる

試合を控えた友人につきあって、サーブレシーブのみを2時間練習した。

籠が何回も空になるまで延々サーブしてて気づいたのが、僕のサーブのスイングは回内の量に結構バラツキがあるということ。

回内がうまく使えてないのに、ボールの回転量を多くしたり球速を上げたりしようとすると、打点の直前で手首をコネたり、肩を余計に回し続けたりしがちになる。

実際は少しの動きでも、これがコントロールが悪化する大きい原因だったかもしれない。

そのことに気づいてからいろいろ試してみたところ、打点の前にしっかりグリップを先行させる意識を持つのが、一番安定を得ることができた。グリップを先行させると、ボールを打つためには必ず回内が必要になるからだと思う。

また、手首の形を固定するのが良さそう。これである程度一定した回内の動きが作れた。

次回も同じようにできれば、サーブはかなり向上したと実感できるかも?

サーブの速度をコントロールする

2ndサーブをしっかりサービスエリアに収めることについて、相変わらず試行錯誤している。

スイング速度はそのままでスピンの縦回転でボールを落としていくのが理想だが、厚さを安定させるにはもう少し時間がかかりそう。

でも、このような操作を、これまでは右腕のスイングだけで制御しようと足掻いていたが、もう少し楽な方法があった。トスを上げた左腕の引き方で、スイング速度を変えるというものだ。

左腕を速く引けば、肩の入れ替えも速くなるので、ラケットのスイングも速くなる。左腕の動きをゆっくりにすればラケットもそれに従って遅くなる。

振ろう振ろうとするよりも、左腕に意識を置いた方が、ラケットが勝手について回るので、あとはボールに対する入れ方だけ変えればよい。

スイング速度は今のところこれで感触がいいので、引き続き回転量の方をなんとかしていきたい。