強風に対応する方法

今日は晴天の下、テニスオフの方々と4時間ゲーム三昧。
日差しは真夏だけど、湿度が低く気持ちが良かった。
しかし風が猛烈に強く、インだと思ったボールが1m以上もアウトしたりと、対応に苦労した。特に後半になるにつれて、ミスが増えてしまった。

後で反省したのが、疲れていてもバウンドを良く見ないといけないということ。
バウンドに集中すれば、よりストロークの打点の予測精度が上がる。
打点の予測精度が上がれば、脚をドタバタ動かさなくても最短距離でボールに近づける。風が強い日は効果が顕著なハズ。

次の練習のときには「バウンド→ヒット」と唱えながら打球してみよう。
やることが多くて 多くて、嬉しい悲鳴だ。

肩関節

テニスは正しく肩関節を使う必要がある。
このことに気づくまで気の遠くなるような時間が掛かった。
そして未だに正しく使えてない。

肩関節がうまく動いているかどうかは、他の関節の動作を止めてみればわかる。
特に身体が開いてしまうと、上腕が身体の回転と一緒に回ってしまう。身体に上腕がくっついて回ってるということは、肩関節が動いてないということだ。
身体の回転だけでラケットを振っても速度は圧倒的に遅い。腰を使った良さそうなフォームに見えるのに、実際の打球はぜんぜん飛ばない。
そのことに気づかずに、身体が開くフォームでボールを飛ばそう飛ばそうとすれば、やがて前腕の回内や手首に頼ってしまうし、変な脱力で打とうとする。
それが絶不調と怪我につながるのだ。

もちろん最終的には、肩関節だけでなく脚とか腰(股関節)とか前腕とかも使えるようにするのだが、あくまで「補助」としてだと思う。
プロの選手は股関節から始動してその後上体を急激に止めることで肩関節の動きをさらに増幅している。でも大人からやり始めた我々アマチュアプレイヤーにはその動きは難しい。なにせスクールで「足から」と言われ続けたにも関わらず全くできないのだから。
なので肩関節だけを動かすことを最優先にした方が良い結果になると実感している。

それにしてもなぜ、いつまでも正しく肩関節が使えないんだろう。
おそらく肘の位置をダイナミックに変えて打つことが怖いからではないか。
昔から「手打ちはダメ」「腰を使って」と指導され続けて、その結果脇を閉めた打ち方で練習してきてしまった。そのせいで本来は上腕をもっともダイナミックに動かすべきなのが、抑えた方がミスが少ないような雰囲気が刷り込まれてる。

長年染みついたイメージを直すのは大変だけど、一球一球払拭していくしかないな。

マイナス思考上等

最近またサーブが不調だった。いつものことだが、しばらく調子が良い時期が続いた後に不調が訪れる。調子がいいと何も考えなくとも良いサーブが打てるけど、ふと振り返ると自分がどのように身体を動かして打球してるかわからなくなってしまう。

これはマイナス思考の要因が大きい。「サーブが入らなかったらどうしよう」という不安が先立ち、身体の動作を脳が支配しようとする。すると途端に身体のパーツがバラバラの動作をし始めてしまう。これまで十分な練習を積んできて、身体が望むところに打ってくれるハズなのに・・・。

改善方法としては以前にも書いたが、可動部分を制限してゆっくり丁寧にヘッドを下げること。昨日のテニスではこれを思い出してからは安定を取り戻せた。
というわけでとりあえずラケットに改善方法のメモを貼ることにした。これまでも何度もメモを作っては自宅の壁に貼ったりスマホに入れたりしたのだが、調子がいいと見なくなってしまう。ラケットに貼っとけば忘れてもいつでも見れるから良いかな。

このようなマイナス思考を避けるメンタルトレーニングを積む方法もあるのだが、最近思うには自分は結構マイナス思考が好きなのだ。未来を予測したり、自分の欠点に目が行くということは、改善点を見つけやすいということでもある。

とはいえプレイ中に自省の念が沸くのは好ましくないので、やっぱりメンタルトレーニングも必要か。
課題が増えるばっかりだな。

ごまかす?ごまかさない?

お盆休みを含めた前後の期間は、テニスオフ関連や、草トー参加など、初見の皆さんとの対戦をたくさんやった。

そして調子は全般的に悪かった・・・。特にフォアハンドが当たらない。1ゲームに1回はフレームショットが発生するような感じ。

それでもスライスやロブ、ボレーを混ぜたりして、何とか勝ったり負けたりを繰り返すのだが、家に帰って我に返ると「これでいいのだろうか?」と反省する。

調子が悪いショットがあるのなら、ゲーム練習や試合の中だとしても、そのショットが好調になるべく努力をするべきじゃないのか。フォアハンドが調子が悪いのならミスしてもいいからフォアハンドの試行錯誤を繰り返すべきでは?

もちろん何もしてないワケではなく、ボールをしっかり見るようにするとか足を動かして打点を調整するとか、少しは工夫をしている。でも効果が出ることはあまりない。

おそらく日頃から「調子の悪さをごまかす」ような練習をしてきたツケかもしれない。調子が悪いショットがあったら、どうしたら改善するのかという引き出しが少ない。

まず、練習でも試合でも、調子が悪いことを自覚したならば、ごまかしたり逃げたりする思考をやめようと思う。そして事前に考えたいくつかの対策を行い、その結果どうなったかを蓄積してみよう。
ごまかすプレイはその後にやれば良いかと。

テニスが上手くなりたい?

テニス歴が長い友人が居る。

昔から草トーや市民戦でも活躍してきたので上級者の部類に入ると思うが、その友人が、最近「テニスが上手くなりたい」と言い出した。

これまで仲間内ではずっと常勝だったのが、最近周りも少しずつレベルが上がってきて頻繁に負けるようになった。相対的にレベルが落ちているのを自覚して、変わらないといけないと思ったのだろう。

で、「何が上手くなりたいの?」と聞くと、「全体的に」と言う。「具体的に何を練習するの?」と重ねて聞くと、「フォアハンド」とか「サーブ」とか言うのだが、どうもその先の思考が無いみたい。

今は気合を入れて週5日以上もテニスをやっているが、残念ながらさほど向上してなさそうだ。

これまでは若い頃に練習してきたテニス貯金があるので、あまり困らなかったのだろう。年を経ってその貯金が底を尽き、自分を変える必要性を感じても、その方法がわからないのかもしれない。

負けるということは、少なくとも相手より弱い部分があるワケで、その弱点を理解しないと始まらない。ありのままの自身の現状と、あるべき理想との差を認識し、それをどう埋めたらいいか、具体的な検討が必須だと思う。

僕は幼少の頃から運動音痴で、腕とか足とかの動かし方から考えないことには何もできなかった。中学校のときは思春期だから、他人に笑われたくない一心で、体育の種目ですらノートに課題を書いて陰で練習していた。今はこのブログがそれのひとつの手段だ。でもそれだけやってもせいぜい人並だったし、自分を変えるというのは難しいなと常に感じる。

でもだからこそ、課題を克服するのは楽しい。個々の弱点をひととおり修正した先に、全体のレベルがなんとなく向上して、そこで初めて「上手くなった(かな?)」と思って少しの間自己満足に浸る。

その友人にも、課題は具体化にした方が良いのではと伝えた。テニスの技術を教えることはできないけど、何歳になっても困難を克服することは楽しいということを共有していけたらと思う。

プロの仕事

年末に業者に依頼して、車と自宅の風呂を掃除してもらったら、びっくりするほど綺麗になった。

掃除した直後だけでなく、使い続けても汚れやカビが付着しづらくなっていて、綺麗が持続してる。

掃除なんて金払ってまでしてもらう価値無いと思っていたのだが、素人ではとても追いつかないレベルの仕事をしてもらって認識を改めた。圧倒的なプロの仕事だった。

では、テニスコーチという仕事はどうだろう。

長いことレッスンに通ってるけど、テニススクールで上手くなった人をあまり見かけない。自分も、アドバイスをもらうとか、質問して納得いく回答をもらうとか、有効なコーチングをしてもらった記憶が少ない。

球出ししたり声出すだけなら、コーチでなくとも仲間内だけでできることだ。

テニスコーチはレッスンをするプロなんだから、もっと生徒を上達させることに情熱をもってほしい。

上達できるのであれば、もっとお金を払ってもいいし、そう考えてる人は少なくないと思うのだが・・・

今のところは、素人頭を振り絞って練習方法を考えるしかない現状だ。

Under control

12月なのに暖かい。晴れた昼間のテニスは実に気持ちが良くて、プレイ内容まで伸び伸びしてくる気がする。

 

今日は、先日書いた「可動部分を制限する」という練習をやってみた。

肘から先を固定するようにして、サーブをゆっくり振る。

結果としては、やはりコントロールは良くなった。1球目に打ったボールがやや高いと思ったら、2球目は少し低めに、といった調整が楽にできる。

ラケットヘッドの動きはゆっくりになるから威力や回転量は落ちたが、この打ち方の方が発展性があると確信した。

数年前の僕のフォームは、今日の練習でやったように、可動部分を少なくしていたと思う。そしてその頃の方が安定していた。威力を上げようと腕をブラブラにしてから、不調の時期が増えるようになったのではなかろうか・・・

やはり脱力という言葉に惑わされすぎだったのでは。

面やスイング方向を自分のコントロール下に置くには、ある程度しっかり持ってゆっくり振る方が良い。その方が、何をやっているのかわかりやすい。

サーブに限らず、ストロークやボレーでも同じだ。

ゆっくりでも正しいフォームで振り打点を合わせれば、打点でのスイングスピードも維持できるハズ。

打球方向・球速・回転量のいずれも、自分が思った通りの再現ができるフォームを獲得したい。

手のひらと打点との位置関係を正しく認識する

この数日、自分のテニス動画と、プロ動画とを比較してみている。

その中で気づいたのが、僕は手のひらが通る位置を正しく認識していないのでは?ということ。

たとえば上の写真にあるフェデラーのスピンサーブ。

腕は垂直に近く、それに対して打点は頭の上になっている。

この写真からラケットを消して、腕と打点との垂直・水平方向の距離を表したのが下の画像。

正しいスピンサーブの打点を作り出すためには、赤い線で示した縦・横の距離を開けた場所に、正しく手のひらを通さないといけない。どうやら僕はこの位置関係を、結構あいまいに認識していたっぽい。ボールの真下あたりを通すべきと勘違いしてた。

こんなの初心者すぎる誤りだと思うんだけど、でも僕にとってはこの認識を正しく持つのは難しく、自然にできることではない。

子供の頃から、野球やバドミントンのような道具を使うスポーツをやってる人にとっては当たり前でも、僕はやってこなかった。ドッジボールとかバレーボールのような感覚で、手もしくは手を少し伸ばした位置にボール(打点)をイメージしてしまっていたのだと思う。

というわけで、位置関係を正しくイメージしながら数日間ゆっくり素振りを繰り返してみたところ、週末のダブルスではかなり良好な感触を得られた。

サーブに限らず、ストロークやボレー等でも、色々な打点・色々な体勢での手のひらの通過位置を再確認してみようと思う。実際にボールを打たなくてもできるから、これはいい練習になりそう。

今までなんとなく不調になっていたケースも、ズレを無くしていくことで改善できるのではと、期待を持っている。

テニスのフォームがそんなに大事か

結構長いことテニスをしているが、未だにフォームにこだわっている。

でも、草トーなんかの試合とか、先日観たソニー生命カップを見てると、あまりフォームにこだわってないけど強い、という人がかなりいる。スライスしか打てないのに安定して勝ってる、とか。

こういうのを見てると、もういい加減「フォームフォーム」って言うのは止めめた方がいいと思ったりする。フォーム矯正してる時間があるなら、もっとボールへの反応とかコースを磨けよと。

でも反面、フォームに起因しているミスも結構ありそう。例えばミスヒットの原因なんかは、頭がブレてるとか、ヘッドを落としすぎるとか、準備が遅いとか。そういうのはフォーム修正した方が断然良くなるのでは。

なので、軸足としては、ボールへの反応と対応結果を第一にするけど、フォームのマイナーチェンジも続けていきたい。何より、綺麗なフォームで打ってると思う方が、気分が良いので。

もしかして強くなるよりも、ボールを楽に飛ばすことの方が、僕のテニスを続けるモチベーションなのかもしれん。もちろんスパイラル的に両方向上するのがベターだけど。

土砂降りのテニスと水捌け

昨日はダブルス2時間の途中15分、スコールで中断になった。

スマホで雨雲レーダーを見たらすぐに止みそうだったので、屋根の下で待っていたが、その間もテニスの話が尽きない。みんなテニスが大大大好きなのが良く伝わった。なので、思わぬインターバルも、これはこれでいいもんだと思った。

それにしても、昨日のコートは比較的新しいオムニコートで、とにかく水捌けが良い。隣の古いオムニコートは池のようになってたが、こちらは土砂降りが止んで1分もせずプレイ再開したのに、ボールがほとんど濡れないくらい。実に素晴らしい。

雨のおかげでいつもと違った感慨があった。