周辺視野は使わない

早めの夏休みで旅行に行ってたので、今日は久しぶりのテニス。

連日テニスやるより、少し間が空く方が調子が良いのはなぜなんだろう。

今日は「絶対ダブルフォルトしない」という目標を掲げて、実際にダブルフォルトが無かったので、まあ良かった。

というか、「ダブルフォルトしない」はダメな言い方で、「ファーストをセンターに確実に収める」とか、ポジティブワードの方が好ましいのか。

良くなかったのはストロークで、特に気になる逆クロスのネットミスが2本あった。

いずれも抜けてればこちらのポイントだったから、状況はしっかり目に入ってる。

ボールの行方が気になって、目線が動いてしまってるのがミスの原因っぽい。

ボールがバウンドして、打点の高さを決めた後に、相手のポジションをしっかり把握し、その後はコースに打つことに集中したい。

良く言われる周辺視野っていうやつを意識したこともあったけど、自分にはどうも合わない。だから、もしもスイング直前に相手がポーチに出たら見えないが、それは気にしない。

相手のポーチでポイントを取られるよりも、ミスを減らす方が、自分のレベルでは間違いなく、勝利に近づけると考えてる。

ミス・不調の原因

僕のテニスで、不調になったりミスが多発したりする原因を挙げてみた。

  • 脱力不足
    緊張する場面でボールをコントロールしようとして、ラケットを強く握りすぎ、ヘッドが走らない。グリップから小指を外す対策が良い。
  • ひねり戻し不足
    上体のひねりが足りないので、戻す動きが過剰になり身体が流れてしまう。クローズスタンスや肩越しにボールを見ることを心がける。
  • 手首の角度が定まってない
    手首の角度が浅いとヘッドの遅れを使えず、威力が出ないし無駄にチカラが入る。
  • ラケットを速く振りすぎる
    ボールを飛ばそうとして速く振りすぎると、スイートスポットに当たらない確率が増える。腕のアクションはゆっくり始動して、打点でヘッドのアクションで飛ばす意識を持つ。
  • 加速のタイミングが合わない
    試合で遅れないようにする意識が強すぎたり、足元の緩いボールを打つ際など、ボールが来る前に加速してしまいタイミングがズレる。しっかり引き付けて打てるようにする。
  • 予測不足
    相手のボールを予測できていない場合に足がもたついて打点が狂うケースが多い。プレイの合間にイメージしておくことが大事。
  • 先端を意識していない
    ラケットの先端に意識が行かず、身体の回転と腕が一緒に動いてしまうとヘッドが加速しない。
  • 腰が高い
    腰が高いと頭がふらついて打球が安定しない。

他にも課題はいくらでも出てきそう。ひとつずつクリアしていきたい。

タメが必須

プロの動画を見ていて、自分に足りないものがあることに気づいた。

プロや上級者は、テイクバックからフォワードスイングに移るときに、必ず「タメ」を作るようにしている。ストロークもボレーも同様で、サーブも「トロフィーポーズ」と言われる形で必ず止まってから打つ。

相手のボールが速いとか深いとかで、タメがほとんど作れない場合も多いけど、なんとか一瞬だけでもその時間を作ろうと腐心しているようだ。

思うに、このタメは、自分がどれだけのボールを返せるかを判断するための重要な時間なのではないか。

プロがこのタメの時間を長く持てた場合は、必ず、打つボールのコースや深さなどにバリエーションが増えていることからも、その大切さが窺える。

我々中級者の試合では、速いボールのラリー中は同じように速く返せたりするけど、突如ゆっくりなチャンスボールがやってきたときに、それをしっかり打てないというケースが結構ある。

これは日頃の練習で、ボールに合わせて身体を動かしてしまっているのが問題なのかもしれない。

ボールはゆっくりだとしても、最速で打点に入り、しっかりとタメを作りながらコースと速さを選ぶ練習を繰り返す必要がある。その積み重ねの有無が、実戦で使えるか否かの境目だと感じた。

テニスは下半身が主役

散歩中に、ふらっと近所のテニスコートに行ったら、たまたまジュニアの選手たちがシングルスの試合をしていた。

気軽に観戦してみたところ、どのコートも実にハイレベルな試合で驚いた。前後左右に動かされても、バランスが崩れない。動いた後もしっかり止まり、深いボールで反発していて、容易に失点しない。

やはり上手い選手は、安定した下半身に上半身がしっかり乗って軸が安定していると思った。まだ中学生なので身体は細いのだが、身体が完成されていない分、軸の安定が重いラケットをしっかり振れる要素だというのが良くわかる。

後で調べたら、都大会が開催されていたようだ。市や区の予選を突破してきた選手たちなので、道理で上手いワケだ。

父兄の皆さんは、身じろぎもせず真剣に観戦していて、行きずりの僕がそこに交じって見ているのは申し訳ないくらいだったけど、またひとつ大事なことをジュニアの選手たちに気づかせてもらった。

試合で勝つ/負けるということについて、よく考える

試合に出たら勝つことも負けることもあるのは当然なんだけど、ではその結果がどのように影響するのか?について以前はあまり考えたことがなかった。

プロの選手だったら、試合の結果は賞金とかニュースとか名声とか、そういうものが勝手につきまとうから、考えずともわかりやすい。

でも僕らのような週末プレイヤーが出場した試合の結果というのは、自分にとっていったいどんな影響があるんだろう。

例えば草トーに出て、初戦で1ゲームも取れずに6-0で敗北したとしたら。

しかも、自分のサーブは全部ダブルフォルト、自分が触るボールは全ポイントがネット、という最悪の結果だったら?

対戦相手や観戦してる人は嘲笑するかもしれない。ダブルスだったらパートナーは怒り呆れるかもしれない。自分は落胆のあまり数日は落ち込んでラケットも見たくなくなるかもしれない。

でも、対戦相手や観戦者は、日頃顔を合わせる人じゃないからいつまでも気にすることはない。パートナーは気心知れてるからすぐに気を取り直すだろう。自分は落胆してもたぶんテニス辞めるってことはなく、またすぐに楽しくテニスし始めるだろう。

ということで、このような思いつく限りの最悪の負け方をしたとしても、その影響は持続するものじゃなさそうだ。たいていが、その場限りで終わりのことなんだろう。最悪の負け方なんていっても、記録も記憶もほとんど残らなさそう。

では逆に、ミスひとつなく、最高の勝ち方をしたら?

それでも負けたときと同様、大した影響はない。称賛されたとしても長く持続しないし、やはり、その場限りのことなんだと思う。

だからアマチュアの僕にとって、どんなプレイをしたって終わってしまった試合の結果というのは、まったく問題じゃないことに気づいた。試合に出るからには勝ちたい、負けたくない、って思うのは普通だけど、結果は二の次だった。そのことをしっかり理解してこそ、試合に出てる間をめいっぱい楽しめばいいだけだということが深く分かってよかった。

傘で素振りしてはいけません

最近はゴルフ人口もかなり減ったようで、あまり見かけなくなったけど、以前は雨の日に駅のホームで傘をスイングしている人が結構いた。

僕はゴルフはやらないけど、棒状の物を見るとついテニスラケットに見立てて振ってしまう。リモコンとか布団たたきとか。

でも、今はそういう物で素振りすることを自分に禁止した。

いつも使うラケット以外の偽ラケットを振って、テニスの真似事をすることは、有害だからだ。

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ボレーのコースは決めておく

チャンスボールはオープンスペースに極めたいところだけど、つい相手が居るところに打ってしまうってことがよくある。

相手のボレーヤーが立ってるところなら、少なくともコートの中だよね、というアバウトな心理状態がもたらすのではないだろうか。

これは明らかに準備不足が招く結果だ。

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ラケットをムチだと思い込む

練習のときはラケットがよく振れていて、試合になると振りが鈍くなる。

これは、ボールを思ったところに運びたいという、欲のせいだ。

ラケットで「叩く」というより「当てる」「運ぶ」という動きをしがちになる。

これを防ぐために、ラケットを「ムチ」だと思い込むことにした。

やわらかいムチの先端は、身体から離さないと振れない。またムチの柄の部分は、「しなる」ように動かすことが必須だ。