片手バックハンドのスイング軌道

片手バックハンドが不調になる原因のひとつに、スイング軌道の勘違いがあった。

右肩の上あたりに↑の時計の図を置いたとして(打球方向は12時方向)、不調時は、この時計で6時から12時方向に 直線的にスイングするイメージで振っていた。ボールがうまく飛ばせないな?と思えば思うほど、ラケットを前に前に加速させようとしていた。

正しいスイング軌道は、4時あたりにテイクバックして、そこから9時方向に加速すること。打点を10時の位置だとすると、左方向にラケットを放り出す感じ。

このスイング軌道を意識して練習してみたら、実に軽やかにボールを飛ばすことができた。また、これまで身体が開く癖に悩んでいたが、この軌道だと開かない。身体を開く必要が無いからだ。

ただしこの軌道で振るためには、素早く4時の辺りにテイクバックしないといけない。テイクバックが遅かったり浅かったりすると、加速できないのをなんとかしようとするから身体を回し始めてしまう。

実際には止まらないけど、打点でラケットを止めるような意識で振ると良さそう。

バックハンドも甘いボールをしっかりと叩けるようにしたい。

全仏2019 ナダル連覇

今年の全仏もナダルが強かった。

前哨戦でナダルに勝ち、準決勝でジョコビッチを倒してきたティームが、王者をどれだけ追い込めるか楽しみにしていたが、3rdセット以降はチャンスが無かった。

ナダルのプレイは、数年前のように全球鬼気迫るという感じではなく、 守る、攻める、カウンターを打つなど、押すところ引くところの判断がハッキリしていた。それでいて大事なポイントは決して譲らない、そういう巨大な鋼鉄のような意思を終始見せつけた。

クレーの5セットマッチで、未来永劫これほどの強さを見せる選手は出てこないのでは。

そう思わせるほどの、ナダルのレジェンドっぷりが発揮された全仏でした。

鈴木貴男選手の片手バックハンドリターン

ストロークではなくリターンだが、Youtubeで見つけた鈴木貴男選手の片手バックハンドがとても良かったので、↑の画像で一部引用させてもらった。
(動画はこちら↓)

準備が早く、左足の股関節にしっかり溜めを作ってから、身体を開かずにコンパクトに打てている。打点は 肩くらいの 高めだが、バランスが非常に良い。

相手の打球の予測が素早く正確にできてないと、同じタイミングで準備することはできないので、実践は結構難しいと思うが、まずは同じ素振りができるくらいに何度も観てイメトレさせてもらおう。

片手バックハンドの肘

豪徳寺の招き猫

友人につきあってもらい、2時間バックハンドばかり練習した。

課題は山ほどあるが、今回一番気をつけたのが肘を伸ばすこと。

肘が少しでも曲がってると、コントロールが顕著に悪化する。おそらく肘が曲がってると肘から先で回外してしまうからだと思う。

肘がしっかり伸びていると、ゆっくりとした外旋が使えてヘッドの動きが安定する感じ。それに加えて、肘が伸びてる場合、脱力しすぎの防止にもつながっている。

最後にラリーを続けたところ、そこそこ強めに打ててスピンもそれなりで、まあマシになった。

しかしこれ以外にもバックハンドで直したいところがいくつもある。

  • テイクバックが浅い
  • 身体が開きすぎる
  • 振り始めが遅い
  • 左股関節に乗れてない
  • ヘッドがグラグラする(※脱力しすぎに注意)
  • 打点へ入るフットワークが遅い

イメトレや素振りも交えながら順番に直していこう。

フォアハンドの安定度向上

ベゴニア

このところゲームやラリーをしていて、フォアハンドの安定度が増してきたと感じる。ミスヒットが減り、厚く打てている。

これは数か月ほど「脱・脱力」を意識してきた成果ではないかと思う。それにしてもこの脱力の落とし穴は深かった・・・。未だに世の中は脱力が正義のような言い方だけど、その正義は本当に自分に当てはまるのか。常識に疑問を持たないといけないな。

また、早く深く引くことも功を奏している。ボールに合わせやすいし、慌てることが少なくなった。

忙しいラリーではまだバタバタしてフォームも崩れてしまうことも多いが、自分でも以前より良くなっている感触を持っている。まあ三歩進んで四歩下がることも多々あるので過信しないけど。

今後はさらなる精度と、動かされた場合の反発力を向上したい。

あとフォアハンドの不安が減ってくると、相対的にバックハンドが弱すぎると感じることが多くなった。あれもこれもと欲張りなもんだが、求めても急に上手くなることはないので、またひとつずつ効果的な練習を考えよう。

フェレール引退

2019マドリードを最後にフェレールが37歳で現役引退した。

テニス選手としては小柄ながら、どんな劣勢でも負の感情を表さず、真摯に球を叩き続けるプレイヤーだった。

有明にも毎年来てくれていたので、きっと日本のことが好きなんじゃないかな。近い将来、同じくらいの身長が多い日本人選手を指導してくれたらと思う。

打点との高低差

スカーレット・オハラ

ゆったりとしたラリーでは問題ないのだが、走らされたときや余裕がないときのストロークで、ボールが縦回転でなくサイドスピンになってしまうことがある。意図しないサイドスピンはコントロールミスに直結する。

原因をいろいろ考えたが、どうやら余裕がないときはテイクバックからボールに対してラケットを直接当てにいってしまってる。ラケットを下ろさずに打点に対して地面と平行に振ったら当然縦回転にならないし、高さの差がないのに回転を掛けようとすると横回転になる。縦のスピンを掛けようと思ったら、当然ながら打球直前の高低差は必要だ。

無意識にこういう問題が出てくるのは、やはり基本ができてないということ。まずは常に意識下でしっかりと下からスイングできるようイメージの構築&実践練習したい。

対応力を高める

ダースベイダーの花

GW中に男ダブの草トーに出た。結果は前回と同じ、準決勝での敗退。

前回は自分のテニスが酷くて相当落ち込んだけど、今回はまあまあできた上での負けなので、納得はしている。相手のボールにタイミングをアジャストしていく練習が多少は功を奏しているのかもしれない。

自分たちが負けた相手は特にストークが素晴らしく、少し追い込んだくらいではびくともしなかった。しっかりとスピンロブや足元・アングルへの配球で防御された。

このような相手に何をしたら勝つことができるのだろう。もう少し相手を焦らせるプレイで精神的に優位に立つ必要があるかもしれない。

1度だけラブゲームでキープできたゲームがあり、そのときは常にこちらのバランスが良かった。 こちらの平行陣の後衛が相手のストロークをつなぎ続け、パートナーがチャンスで決める。当たり前だけどダブルスではこれが一番オーソドックスで強いかも。

もちろん相手も難しい球を入れてくるけど、選択肢はそれほど多くない。ここに来たらこうする、といった対応を頭に入れておくことで一球多く相手に打たせ続ければ流れが変わったかもしれないと思った。

試合中はとかく自分の打ったボールばかり気になってしまうけど、相手がどんなボールを打ってきて、それにどう対応するか、そこにもっと神経を注げるようにしたい。

改元テニス

知り合いがインドアコートを開放してくれて、改元またぎで平成最後のテニスと令和最初のテニスをやってきた。明け方近くまでテニス三昧で、疲れたけどとても楽しかった。

しかし僕よりも年上の方が多いにもかかわらず、夜中なのに皆さんとても元気にプレイされていた。

令和になっても僕たちは変わらずテニス大好きで、これはだいぶ先だろうけど、次の改元のときもまた皆で集まってテニスができたらいいなと思った。

なぜテイクバックが浅くなるのか

イロハモミジ開花

 

前回書いたとおりラケットを「早く深く」引くことに集中しているが、なぜか引きが浅くなってしまうことがある。

理由を探るため動画で何十回も見てみたところ、どうやら下半身が動いてないことが原因だった。上体だけ無理にねじっても、腕がきちんと後ろまでいかないのだ。

ラケットだけを早く動かそうとして、必要な動きを省略してしまってはいけない。フォアなら右足、バックなら左足の股関節をしっかり折ってそこに体重を乗せる方が早く深く引けることに改めて気づいた。

球を必死に追いかけてる最中は、ラケットから遠い下半身に思いが至らないので、なかなか難しいのだが、最近はスマホで簡単に撮ってその場で見れるのが良い。

自分を客観視できるから、以前より多少は直しやすい気がしてる。