早い準備が最優先

春の訪れ

 

タイミングに集中するためにラケットを「早く深く」引くことを課しているが、これはとても良さそうという手ごたえを感じている。

ラケットを早く引けば、いつでも打ち出せる状態になる。また、深く引いておけば、強く打てるのはもちろんコントロール重視で緩めに打つことも可能だ。

実際に打球するまでの余裕というのは非常に大事で、ボールへの対応も飛躍的に楽になると、いまさらながら実感している。

でもまだボールの種類によっては、準備が遅くなったり引きが浅くなったりすることがあり、そうなるとスイング全体が急におかしくなる。同じように準備してるツモリでも、準備完了がほんの少し遅くなるだけで全体の流れが崩れる。何か別のことをちょっと考えるだけで遅れが生じるのだが、わずかな差なので自分でもなかなか気づけない。

試合や緊張した場面でプレイの質が落ちるのは、大半がこの原因なのかもしれん。

しばらくの間無理やりにでもラケットを早く深く引くことを続けてみよう。そこから後は身体がなんとかしてくれそうな気がしてる。

タイミングに集中できない理由

今年初の空豆

 

以前、試合で再現できないのは、ボールのタイミングが取れてないから、という記事を書いた。

その後、練習を続けているのだが、未だにうまくいってない。

練習はしてるけど、うまく練習できてないのだ。

色々考えてみたが、どうもボールに合わせようとすると、テイクバックが浅くなる。

テイクバックが浅くなると、ボールが飛ばなくなり、変な脱力が始まる。

形を伴わない変な脱力だとさらにコントロールが悪化し、頭が「フォームおかしいフォームおかしい」と連呼する。その時点でもうタイミングに意識は行かない。

なのでまずはシンプルに、「早く深く」引くことの再現を優先させ、その上でタイミングに集中することをやってみよう。

何をやるにしても優先度が大事・・・。

テニス肘(テニスエルボー)の治療

肘がまた悪化してしまった。

思い切って休めば良いのだが、つい誘惑に負けて週に2,3回やってしまう。

1コマ2時間だとさほどでもないけど、2コマ以上やると肘だけでなく上腕から前腕全体にかけて熱をもった鈍い痛みが固まった感じになる。

前回は近所の鍼灸師に鍼を打ってもらい、ほどなく完治したので、また施術してもらおうかと思ったけど、ふと思い立って自分でやってみることにした。

ディスポ鍼という使い捨ての鍼が、Amazonで1,500円程度で購入できる。

0番が一番細い鍼で、それより1つ太い1番を買ってみた。

今日を含めて4回ほど打ってみたところ、結果はすこぶる良い。現状はかなり軽くなって、痛みもMAX状態に比べたら20%程度に落ち着いてる。

1,2回目はまだビビリながらだったので、ツボにうまく届いてなかったのが、3,4回目はズーンという感覚に加え筋肉の痙攣が生じ、痛みの箇所にアクセスできてる実感があった。

自分で身体をメンテナンスできるというのは、これからも長くテニスを続けていく上では良いことかなと思う。鍼は難しいけど、自分の感覚を頼りにして何度でもやり直せるのがいい。

明日またテニスがあるので、どのくらい改善してるのか楽しみだ。

※危険を伴うので真似しないでください

試合で再現できない

先週末に男ダブの草トーに参加した。結果は準決勝止まり。

準決勝では前半1ブレイクアップでリードしていたものの、そこから相手がほぼノーミスでこちらから崩れてしまった。

勝ち負けはさておき、僕自身のプレイは結構ひどかった。ストロークもボレーも、ボールにアジャストできておらず、ミスで相手にかなりのポイントを献上した。最近は調子が良いと思っていただけに、落胆している。

昨年草トーに出たときに「再現性を追求」と、このブログに書いたのだが、やはり試合になるとできていないのを痛感する。相手が打ったボールにどのように対応していくのか。そこを日々の練習でもっと考えながらやりたい。

フォームばかり気にすると、ボールへのアジャストが疎かになるのは以前からわかっていた。なので練習の前半にはボールに合わせることを意識し、後半にフォームの改善を試みる、といったやり方にする必要があるかも。

ラケットのスイングをボールに合わせるには、位置を合わせることと、タイミングを合わせるという2つの調整が必要になる。

時間的な余裕があれば予測で位置を合わせることも可能になってくると思うので、まずはタイミングの方に着目していこうと思う。具体的には相手のスイングに合わせた早い準備と、ボールの落下時点での始動。

もちろんこれらは、リラックスした状態ではきちんと見えていて問題なくできるんだろうけど、緊張した場面でも可能になるために、常に意識下でタイミングを早めたり、わざと遅くしたりできるようにする。そうすれば試合でも自分の意図で早く準備完了することができるのではないか。

試合で力が発揮できず負けるのは悔しい。でも自分の欠点が露わになるのは貴重な機会だ。集中して練習し改善に取り組もうと思う。

ABNアムロ世界テニストーナメント2019はモンフィス優勝

今年のロッテルダム大会はモンフィスが優勝。

モンフィスはどうも決勝に弱いというか、トーナメント後半になると最後まで集中力が続かない印象だったけど、今回は第三セットでクオリティを戻してワウリンカとの打ち合いに見事に勝ち切った。

モンフィスが32歳、ワウリンカ33歳と、30代同士の決勝が増えた気がする。フェデラーを筆頭に、トップ選手のプレイヤー寿命が延びたのはとても良いことだけど、若手はいつまでも高い壁が立ちはだかっていて大変だな。

モンフィスにも、まだまだこれから楽しいプレイを魅せてくれたらと思う。

脱・脱力 練習中

同潤会アパートの名残

煌びやかな表参道ヒルズ

 

同潤会アパートが一部保存されていたのを知らなかったのでいまさらながら見に行ってきた。昔は明治神宮前から表参道方面に歩くときに必ず通っていた場所で、古いけどいかにも都会のセンスを感じる建物だった。表参道ヒルズになって、まあ綺麗は綺麗だけど、名前や中身はどうにも趣が無い気がしてしまう。

 

先週から週末にかけて散々テニスして、少々肘が痛くなった。でも充実した練習内容だった。

2018年後半くらいから、「脱・脱力」を目指して練習していて、ミスが減っている実感があり、好不調の波も穏やかになりつつある。

以前は、脱力しないとラケットヘッドが走らないのでは?と思ってたけど、意外とそうでもない。というか、ヘッドを正しく走らせる動きを自らすれば良いのだ。これは、力を抜いてブラブラの状態とは異なり、再現性が高い。

もちろん余計な力は要らない。そういう意味では脱力している。必要なのは形を整えてラケットの動きをきちんと認識できること。

まだまだできてない場面も多いのだが、ゲーム中に「ああ、これ足りないわ」と修正できることも可能になってきた。

次の練習でもやりたいことが山積みで楽しみだ。

テニスが上手くなりたい?

テニス歴が長い友人が居る。

昔から草トーや市民戦でも活躍してきたので上級者の部類に入ると思うが、その友人が、最近「テニスが上手くなりたい」と言い出した。

これまで仲間内ではずっと常勝だったのが、最近周りも少しずつレベルが上がってきて頻繁に負けるようになった。相対的にレベルが落ちているのを自覚して、変わらないといけないと思ったのだろう。

で、「何が上手くなりたいの?」と聞くと、「全体的に」と言う。「具体的に何を練習するの?」と重ねて聞くと、「フォアハンド」とか「サーブ」とか言うのだが、どうもその先の思考が無いみたい。

今は気合を入れて週5日以上もテニスをやっているが、残念ながらさほど向上してなさそうだ。

これまでは若い頃に練習してきたテニス貯金があるので、あまり困らなかったのだろう。年を経ってその貯金が底を尽き、自分を変える必要性を感じても、その方法がわからないのかもしれない。

負けるということは、少なくとも相手より弱い部分があるワケで、その弱点を理解しないと始まらない。ありのままの自身の現状と、あるべき理想との差を認識し、それをどう埋めたらいいか、具体的な検討が必須だと思う。

僕は幼少の頃から運動音痴で、腕とか足とかの動かし方から考えないことには何もできなかった。中学校のときは思春期だから、他人に笑われたくない一心で、体育の種目ですらノートに課題を書いて陰で練習していた。今はこのブログがそれのひとつの手段だ。でもそれだけやってもせいぜい人並だったし、自分を変えるというのは難しいなと常に感じる。

でもだからこそ、課題を克服するのは楽しい。個々の弱点をひととおり修正した先に、全体のレベルがなんとなく向上して、そこで初めて「上手くなった(かな?)」と思って少しの間自己満足に浸る。

その友人にも、課題は具体化にした方が良いのではと伝えた。テニスの技術を教えることはできないけど、何歳になっても困難を克服することは楽しいということを共有していけたらと思う。

全豪オープン2019も、ジョコビッチと大坂なおみ

全米オープン2018に引き続き、全豪オープン2019もジョコビッチと大坂なおみが優勝。

なおみちゃんはアップダウンのある厳しい試合運びのように見えながら、実力では圧倒していたように思う。前後左右に振られても身体のバランスが崩れないのが素晴らしい。

ナダルが絶好調だっただけに、ジョコビッチの完勝は意外だった。あれほどアンフォースドエラーが無くボールを深くコントロールし続けられるものだろうか。

当面この二人のNo.1プレイヤーがテニス界を牽引していきそうだ。

フォアハンドの強打

ここ最近フォアハンドがなんとなく不調だったのだが、原因がわかった。

というか、いつもの悪癖が出てるのに気づいただけなのだが、ラケットがボールの表面を撫でるように動かしてしまっていて、ボールを叩けてない。

本来ならヘッドを少し遅らせるだけで、強打するための威力が増すハズ。でも、腕とヘッドの動きがズレると、コントロールが低下してしまうという恐れが出てくる。

この恐れは、脱力による弊害だ。テイクバックから脱力によってラケットダウンさせたまま振り出すという癖のせいで、ヘッドがどんな状態にあるのかわからなくなってしまう。

それを防ぐために、フォワードスイング開始時点では、ヘッドを落とさないように、腕とヘッドをユニットとして振り始める。そして、打点の直前になったら、じわっと外旋→内旋させるのが良さそう。

準備を早くしてゆっくり始動させることが必須だと思う。

「脱・脱力」をテーマに、フォアハンドの腕とヘッドの動きも、意識の支配下で制御できるようにしよう。

プロの仕事

年末に業者に依頼して、車と自宅の風呂を掃除してもらったら、びっくりするほど綺麗になった。

掃除した直後だけでなく、使い続けても汚れやカビが付着しづらくなっていて、綺麗が持続してる。

掃除なんて金払ってまでしてもらう価値無いと思っていたのだが、素人ではとても追いつかないレベルの仕事をしてもらって認識を改めた。圧倒的なプロの仕事だった。

では、テニスコーチという仕事はどうだろう。

長いことレッスンに通ってるけど、テニススクールで上手くなった人をあまり見かけない。自分も、アドバイスをもらうとか、質問して納得いく回答をもらうとか、有効なコーチングをしてもらった記憶が少ない。

球出ししたり声出すだけなら、コーチでなくとも仲間内だけでできることだ。

テニスコーチはレッスンをするプロなんだから、もっと生徒を上達させることに情熱をもってほしい。

上達できるのであれば、もっとお金を払ってもいいし、そう考えてる人は少なくないと思うのだが・・・

今のところは、素人頭を振り絞って練習方法を考えるしかない現状だ。