毎日がんばってテニスの練習をしても調子が悪い。
なのに、1週間以上テニス休んだ後に、いきなりゲームしたら、意外にも絶好調だったということが多々ある。
疲れが原因かな?と思ったけど、元気なときでも不調はあるので、そうとも言えない。
理由をあれこれ考えたけど、どうやら「イメージする」ということが影響していそうな感じ。
練習でボールを打ってると、実際のボールの動きや、個々の身体のパーツの動かし方に気を取られる。そのことが、全体的なボールの流れをイメージすることを阻害するんじゃないか。
それに気づいてから、自分の打球の軌跡や相手の返球パターンなどをイメージしてからプレイしてみたら、不調が少なくなったと実感してる。
身体を動かす速度には限界があるけど、頭の中のイメージだけなら、プロを凌駕することも不可能ではない。
パーツの動かし方を考えるより、身体は全体的なイメージに従って、素早く正しく応じてくれるんじゃないだろうか。
1000本安打・2000本安打の最年少記録を持っている榎本喜八さんは、現役時代、鏡の前で構えたまま微動だにせず、30分後に「いい練習ができた」と言っていたという。
良いイメージを持つことは、打球するよりもむしろ良い練習なのかもしれない。